SDC GYM PARK燕の歯科医院3
歯科医院 新潟県燕市 2025.4
SDC GYM PARK燕の歯科医院3
- 竣工
- 2025.4
- 種別
- 新築
- 用途
- 歯科医院
- 規模
- 205.05㎡
- 構造
- 木造
- 所在
- 新潟県燕市
- 設計
- 嶋田貴之建築設計事務所
- 共同設計
- EA
- 構造設計
- 田中哲也建築構造計画
- 施工
- 大石組
- 撮影
- © toreal 藤井浩司
- Link
- https://tsubame-saito-shika.com/
2016年から始まったSDC ( Saito Dental Clinic )プロジェクトは先代院長によって地域を支えてきた旧齊藤歯科医院の建て替え計画として始まった。本院(SDC)、託児施設(POM)、メンテナンス棟(SDC PLUS)と続き、4期目となる本計画地は敷地内の駐車場として活用されており、旧齊藤歯科医院の建っていた場所にあたる。公園のように育った場所の最後のピースとして今までの建築・場を繋ぎ、回遊性を持たす可能性を秘めている場所でもり、土地の歴史においても全体計画においても重要な意味を持つプロジェクトとなった。
建築には大きく2つの方針として、個室の診療スペースを計画すること。ブックストア・託児施設・カフェ(口育)と「幸せを考える歯科医院」として地域の生活と健康づくりに寄与するというSDCの理念を継承し、新たな健康づくりの場としてフィットネスエリア(GYM)を計画することが策定された。
1階は公園の延長としてそのまま通り抜けができる計画とした。これにより敷地内に大きな円環状の動線が浮かび上がり各施設におおらかに繋がっていく。軒下に潜り込んだようなGYMは庭の延長線上としてグランドレベルより掘り込まれ、庭に没入しながら運動を楽しむことができると同時に待合とのレベル差により視線の交錯を避けながら同じ空間に共存している。動線はGYMと待合を縫う庭の小径のように計画され、外構の鉄骨の渡り廊下、円環状の動線に囲まれた芝生の庭、各施設との繋がりがグランドレベルの全てをランドスケープとして感じさせ、建築を作ったことによって公園が広がったかのような体験が広がる。
2階、2.5階は勾配天井と傾斜壁が生む空間体験によってその全てが屋根裏部屋の様に変化に富み、住宅のような親密さを醸し出す。ファサードからは大屋根に包まれたように見える内部空間は個室のボリュームに対してそれらを分節するようにトップライト、廊下突き当りなどに開口部を配置することで、それぞれが小さな家のように感じられ街を巡るような印象を与える。さらにレベルごとに床に隙間を設けることで親密さの中に空間の緊張感が生まれ、公共空間としての場の空気を整える。
また複数階化したことで今までになかった視点として弥彦山を望む視点、そして敷地全体を見渡す視点を得ることができ、今までの場の軌跡に思いを馳せながら公園のように育った場所を眺めることができる。
そうして出来上がった建築は、一番新しいのに一番昔からそこに在ったかのように公園に佇む。
1期目から公園のような場所を目指し続いてきた計画はそれぞれが個別の計画ではなく、その軌跡の全てが旧齊藤歯科医院の建て替え計画であったと改めて場所が教えてくれる。
時間の止まっていた場所が生まれ変わり、ついには風景になっていく。
訪れる人に愛され、働く人の誇りになっていく。
設計者としてこの物語に関われたことはこの上ない幸せである。
HYK/瀬戸の住宅
愛知県瀬戸市 専用住宅 / 142.67㎡
SDC GYM PARK燕の歯科医院3
- 竣工
- 2025.4
- 種別
- 新築
- 用途
- 歯科医院
- 規模
- 205.05㎡
- 構造
- 木造
- 所在
- 新潟県燕市
- 設計
- 嶋田貴之建築設計事務所
- 共同設計
- EA
- 構造設計
- 田中哲也建築構造計画
- 施工
- 大石組
- 撮影
- © toreal 藤井浩司
- Link
- https://tsubame-saito-shika.com/
2016年から始まったSDC ( Saito Dental Clinic )プロジェクトは先代院長によって地域を支えてきた旧齊藤歯科医院の建て替え計画として始まった。本院(SDC)、託児施設(POM)、メンテナンス棟(SDC PLUS)と続き、4期目となる本計画地は敷地内の駐車場として活用されており、旧齊藤歯科医院の建っていた場所にあたる。公園のように育った場所の最後のピースとして今までの建築・場を繋ぎ、回遊性を持たす可能性を秘めている場所でもり、土地の歴史においても全体計画においても重要な意味を持つプロジェクトとなった。
建築には大きく2つの方針として、個室の診療スペースを計画すること。ブックストア・託児施設・カフェ(口育)と「幸せを考える歯科医院」として地域の生活と健康づくりに寄与するというSDCの理念を継承し、新たな健康づくりの場としてフィットネスエリア(GYM)を計画することが策定された。
1階は公園の延長としてそのまま通り抜けができる計画とした。これにより敷地内に大きな円環状の動線が浮かび上がり各施設におおらかに繋がっていく。軒下に潜り込んだようなGYMは庭の延長線上としてグランドレベルより掘り込まれ、庭に没入しながら運動を楽しむことができると同時に待合とのレベル差により視線の交錯を避けながら同じ空間に共存している。動線はGYMと待合を縫う庭の小径のように計画され、外構の鉄骨の渡り廊下、円環状の動線に囲まれた芝生の庭、各施設との繋がりがグランドレベルの全てをランドスケープとして感じさせ、建築を作ったことによって公園が広がったかのような体験が広がる。
2階、2.5階は勾配天井と傾斜壁が生む空間体験によってその全てが屋根裏部屋の様に変化に富み、住宅のような親密さを醸し出す。ファサードからは大屋根に包まれたように見える内部空間は個室のボリュームに対してそれらを分節するようにトップライト、廊下突き当りなどに開口部を配置することで、それぞれが小さな家のように感じられ街を巡るような印象を与える。さらにレベルごとに床に隙間を設けることで親密さの中に空間の緊張感が生まれ、公共空間としての場の空気を整える。
また複数階化したことで今までになかった視点として弥彦山を望む視点、そして敷地全体を見渡す視点を得ることができ、今までの場の軌跡に思いを馳せながら公園のように育った場所を眺めることができる。
そうして出来上がった建築は、一番新しいのに一番昔からそこに在ったかのように公園に佇む。
1期目から公園のような場所を目指し続いてきた計画はそれぞれが個別の計画ではなく、その軌跡の全てが旧齊藤歯科医院の建て替え計画であったと改めて場所が教えてくれる。
時間の止まっていた場所が生まれ変わり、ついには風景になっていく。
訪れる人に愛され、働く人の誇りになっていく。
設計者としてこの物語に関われたことはこの上ない幸せである。